HOME > 新築賃貸(収益)マンションの建築費相場と今後の見通しについて
札幌の新築RC造の建築坪単価は、2022年頃からの資材費の高騰によって上昇したものの現況まだ58万円~70万円が相場です。
首都圏の新築RC造の建築坪単価は、100万円~128万円が相場でしょうから札幌の新築RCの建築費は圧倒的に割安で、首都圏と比較するとまだまだ乖離が大きいことになります。
何といっても人件費(職人さんの工賃)が安い。これが一番の理由です。
更に札幌の建設会社と首都圏の建設会社では、間接費(会社維持費)が違います。
その他に、札幌はどこも道路幅が広く現場の作業効率がよく、行政の対応も比較的柔軟、などの理由もあります。
職人の人材不足は長期的には更に深刻化していくと思います。
特に札幌は職人の高齢化が顕著です。
更に製造業や物流の人手不足からも建築費は今後どうしても上昇していきます。
公共事業や再開発事業と大規模修繕など需要の拡大、円安やサプライチェーンの分断による資材の高騰。
たとえ今後、資材費が一時的に落ち着いたとしても。。。
波はあっても潮目はやはり上昇していくと思います。
それを見越して今のうちに建物を建てておくということは「インフレヘッジ」になります。